脳梗塞による症状

脳梗塞の症状は、脳の血管が詰まった場所によって異なります。 運動障害、感覚障害、言語障害、嚥下障害、失行、失認、意識障害など様々な症状があります。  以下、厚生労働省委託事業:EBM(根拠に基づく医療)普及推進事業により公開したサイトで、公益財団法人 日本医療機能評価機構からの転載です。

運動障害 
脳梗塞で最も多い症状は、顔を含む半身の手足に力が入らない片麻痺(半身不髄)です。体の片側の手足が思うように動かせないために、はし、茶わん、歯ブラシなど手にしていたものを落としてしまったり、足がもつれて歩きにくくなったりします。 一般的に脳に梗塞が起きると、症状は反対側の半身に現れます。 つまり、左側の大脳が障害されると右半身にマヒが起こります。 その理由は、運動に関係する脳の神経線維が脳幹の延髄(えんずい)という場所で交叉し、反対側の手足を支配しているためです。 

感覚障害 
感覚障害では、体の片側の「感覚が鈍い」「しびれる」などの感覚の異常が起こります。 顔や手足の感覚には、温度覚、痛覚、触覚、位置覚、振動覚などがあります。 感覚の情報は、手や足の末梢神経から脊髄をとおり、運動神経と同様に途中で反対側に交叉して、脳の視床という感覚の中継地点に集まり、さらに大脳の感覚の中枢へ伝達されます。 感覚障害は、この感覚の経路のどの部分の血管が詰まっても起こります。 

言語障害 
言語障害には、ろれつがまわらない構音障害(こうおんしょうがい)と、話そうとすると言葉がでなかったり、言葉が理解できず何をいっているのかわからない失語症があります。 
構音障害は、言葉の内容は普通ですが、舌や唇の運動障害のために発音に異常がある状態で、ろれつが回らず、うまくしゃべれなくなります。 タ行やラ行などの舌音がうまく発音できないのが目立ちます。 咽頭(いんとう)や喉頭(こうとう)の運動は両側の脳によって支配されているため、多発性脳梗塞ではしばしばこの症状がみられます。 
失語症は、言語中枢の障害で起こります。 言語中枢は、右利きの人の場合は通常、左の大脳にあり、左前頭葉のブローカ野と左側頭葉のウェルニッケ野と呼ばれる部分があります。 失語症の症状は、梗塞の起こった場所によって異なります。 
運動性失語は、ブローカ野が侵されて起こり、人のいうことは理解できるのに、言葉を話せないことが特徴です。 感覚性失語は、ウェルニッケ野が侵されることで起こり、人のいうことが理解できなかったり、多弁なのに自分が何をいっているのか理解できないなどの症状が特徴です。 全失語は、2つの言語中枢を含む大きな脳梗塞で起こります。 一般に、文字の読み書きの能力も同時に障害をうけます 

 

同名半盲 
同名半盲は、視野が半分欠けてしまって、左または右の視野にある物がみえない状態のことです。 眼から入った視覚刺激は、視神経を通って大脳に入り、視覚中枢の後頭葉まで届きます。 脳梗塞によって大脳のなかの神経線維が途中で切れると、その場所と反対側の視野が、半分だけ欠けてみえなくなります。 

意識障害 
意識障害は、意識が正常でない状態のことです。 脳卒中の患者さんによくみられる神経症状の1つであり、大脳の両側や脳幹部に障害があると起こります。

脳梗塞の後遺障害に言語障害があります。

しかし、ひとえに言語障害といっても一様ではありません。

脳卒中による言語障害の代表的なものに 失語症 と 運動障害性構音障害 があります。

失語症とは?

ブローカー失語
左脳前方の損傷で起こります。語彙が乏しくたどたどしい話し方になる。身体面では歩けるようになる可能性が高いのですが、右手の重い麻痺になる事が多いです。

ウェルニッケ失語
左脳後部の損傷で起こります。なめらかに話すが、甚だしい言い間違いをすることがあったり、言葉の理解力も低下したりする。重傷者は意味不明の滅茶苦茶な言葉になることも(ジャーゴンと呼ばれる)。手脚の麻痺がないことで、しばしば痴呆と誤診されてしまうこともあります。

失名失語
脳の損傷が小さい場合に起こります。とっさに言葉が出ないだけの症状。身体面でも言語面でも障害は軽い場合が多いのです。

全失語
左脳の全体に及ぶような大きな損傷の場合に起こる。身体面でも車椅子での生活になる。

 

運動障害性構音障害とは?

言葉を話すのに必要な唇、舌、声帯など発声・発語器官のまひや、運動の調節障害(失調)によって発声や発音がうまくできなくなる状態をいいます。

運動障害性構音障害は「話す」ことだけの障害で、その点が失語症とは異なります。つまり、「話す」のが困難でも、代わりに「書く」ことでコミュニケーションを図ることができます。

 

当院での言語障害の治療としては

YNSAを中心とした鍼灸治療をします。YNSAとは、山元式新頭鍼療法の略称です。

YNSAは宮崎にいらっしゃる山元先生が考案された鍼灸治療です。 実は日本よりも外国で評価の高い治療方法です。

YNSAが世界で認められる理由として

・ツボが多くない。

・ツボに対する効能が分かりやすい。

・東洋医学的な治療ルールの曖昧さがない。

・全ての痛みに即効性の治療効果がある。

・特に、脳卒中などの中枢神経疾患に驚異的な効果がある。

とされています。

言語障害に治療は、他の疾患と比べると回復していくのに期間がかかる事が多いです。

諦めず、確実に治療をしていく事が大変重要となってきます。

当院に通院されている方の多くが西洋医学の病院と併院されています。

脳梗塞のリハビリについてお話をしていきたいと思います。

病院において、脳梗塞発症後のリハビリでは、後遺症をできるだけ回復させるための訓練を行って、生活の質を高めるとともに社会復帰を早く目指すのを目的としています。

脳梗塞のリハビリは脳梗塞発症後48時間以内に開始するのが理想です。

 

起き上がって車イスで移動できるようになったら、手すりなどを利用して立ち上がる訓練を行います。

さらに自力で立ち上がる事ができる様になったら、理学療法士の指導のもとで歩行訓練をしていきます。

手すりにつかまりながら歩く練習をして、それに慣れたら、杖を使って歩行をしていきます。

脚に拘縮がある場合には、歩行補助ロボットを使ったり、下肢装具を使っていくと歩きやすくなります。

歩行訓練のほかに、階段の上り下りや、床に座った状態から立ち上がる練習なども行なっていきます。

また、片麻痺があると脚に変に力が入るなどして、歩行がぎこちなくなりますが、これは歩行時に重要な役割を果たす足首の動きが不自然になるためです。歩行時において、足が地面についている時の足首の動きを、ロッキングチェアの動きになぞらえて ロッカーファンクション と言います。 この動きがうまく機能していると、自然で効率のよい歩行ができるされています。

運動麻痺を改善するためには、脳の回復過程に合わせて効果的なリハビリが必要となってきます。

脳梗塞のリハビリは急性期から始めることが大切ですが、とりわけ運動麻痺の回復において高い効果を発揮してきます。脳梗塞によって障害された脳の運動組織が回復に向かう過程は3つのステージがあります。

そのステージごとに効果的なリハビリを行う事で、運動機能が改善します。

運動麻痺の回復を妨げる要因に、脳神経繊維の損傷部より末端が変性してしまうワーラー変性や痙縮があります。

ワーラー変性は急性期から発生しますので、これを防ぐにも早期のリハビリは大事になってきます。

3つのステージのうち第1ステージは脳梗塞による障害を残っている神経(皮質脊髄路)を刺激して、その興奮性を高める治療になってきます。

いわば、残っている神経を働かせるのです。

ただしこの部分の興奮性は発症後3ヵ月ほどで消失してしまうのこの期間にリハビリをするのが重要となってきます。

 

お気軽にご相談ください。

 



なの花鍼灸整骨院

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鍼灸治療が中心の治療院を福岡天神で行っています。お体の全身を調整する治療を得意としています。また耳鍼治療を取り入れており、不定愁訴や自律神経の不調を改善することで再発を防ぐのを心がけています。