耳ツボの歴史

最近、当院に通われているクライアントさんが 先生、耳を引っ張ると痩せるってTVで観たんですが本当ですか? 笑 と

普通に考えれば、ありえないと思いますが、一応効果はあるかもしれませんね。

これを聞いて早速、耳を回しまくろうとしませんでしたか? 笑

何で耳を回すと痩せるのかというと、耳には自律神経の副交感神経が集中しているのでそれが活発になるので痩せる方が出てきてると思います。

今の日本の耳つぼの発祥の一つとして、実は私の師匠である福岡大学教授である向野義人医師が始まりです。当初、福岡大学病院にて糖尿病の患者さんに治療として耳に針をしていて痩せたので、それで全国的に耳つぼ=痩せるというのが広まったそうです。私も耳に関しては結構勉強をしていますが、一般の整体院等でされている耳つぼというのは、満腹中枢を刺激して食べなくいい状態を作り出しているそうです。

ただ、私が耳に関する文献や大学院や大学病院での研修で経験してきた事をまとめると、さほど満腹中枢に刺激する効果はないと思います。

 

自律神経や疼痛緩和には効果はあると思います。

現にアメリカ軍では、戦場でのモルヒネの代わりに耳を刺激する事で戦場で受けた痛みを和らげているのに使用されています。

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上の図は、よくある耳ツボです。胎児と耳との相関関係を表しています。

ちょっと耳つぼの歴史についてお話ししたいと思います。

耳針はノジェという、フランス第二の都市リヨンに住む一人の整形外科医により1956年発表されました。

治療理論として系統立て完成させたのはノジェに因るものが大きいと思われます。

よく中国医学の古典に、耳の経穴に関する記述があるとしてそれを起源とする説がありますが、真相はわかってはいません。

実は、中国耳針療法の研究が始まったのはノジェの発表後です。ノジェ以前の文献を調べてみると

  • ヒポクラテス(紀元前4世紀)の著書に「坐骨神経痛には耳背の静脈を切って治す」という記述があります。
  • 1636年、ポルトガルの医師、Zactus Lusitanisがその著書の中で、腰痛患者の耳背に灸をして治したとの記載があります。

  • 1810年、イタリアの医師、Collaが耳背を焼いてやはり坐骨神経痛を治したという記録を残しています。

  • 1852年、Frederic Gonnetという医師がある患者の対耳輪の一部(対耳輪は脊椎に相当する)の圧痛、発赤と、その患者の坐骨神経痛の関連を観察して記録に残しています。

  • 1850年頃に耳による治療方法の論文発表があり、耳の図面、耳を焼灼する道具の図を挙げ、また適応疾患も坐骨神経痛だけでなく腕の神経痛、顔面神経痛、歯痛に応用した記録が残っています。

その他にも古来ローマ時代にも坐骨神経麻痺の治療として耳を刺激したとされています。

話を戻しますが、耳を縦横と軽く引っ張ったり、軽く回したりする事で肩が楽になることがあります。これは、耳にある自律神経が刺激されて肩の筋肉が緩んで痛みが一時的に緩和しているからだと思います。

姿勢と筋肉を整えて耳を回したりすると肩こり等が改善していきますよ。

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鍼灸治療が中心の治療院を福岡天神で行っています。お体の全身を調整する治療を得意としています。また耳鍼治療を取り入れており、不定愁訴や自律神経の不調を改善することで再発を防ぐのを心がけています。